moonfishwater28’s diary

気がつくとわたしの心から音楽が奪われていた。取り返そうとするけれど、思い出すのは昔のレコードばかり・・・今はもう手元に無いレコードたちを思い出しながら記憶の隅に眠る音、内側を作る本の言葉を集めたい。

いい猫だね   岩合光昭著

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51-pNH8vLnL._SX293_BO1,204,203,200_.jpg

猫のことはしょっ中思い出している。「楽しかったなあ」と思う。新聞広告で見て連絡し、まったく知らない人から譲り受けたキジ猫♂二匹。

この本を読み、家の猫もそういえば・・・と照らし合わせて考えたりもする。あんまり長生きはしなかったけれど充分楽しませてくれたし、近所の人にもかわいがられ、お気に入りの納屋があったり、人間のコミュ二ケーションにも随分貢献してくれた。

 

著者は日本のみならず世界中を回って猫の写真を撮り続けている。裏山に修行に出て子分の子猫を連れてきたガッちゃん、母性の強い柴犬に育てられた茶トラ猫、パグと仲良しの猫など、飼い主さんと詳しい話が聞ける日本の猫の文章、写真が興味深い。

家のキジ猫たちは二匹ともかなり個性的だったが、修行に出たのは一匹のみで孫が生まれるタイミングで出て行って戻ってこなかったが、もう一匹は半のらで、しばらく一緒に生きてくれた。

もう5年も経つが次の猫を飼う気はしない。

もし、生きていたら岩合光昭に撮ってもらいたかった。家の猫が一番!っていう猫馬鹿もわかってくれそうな気がするのである。