ZOO エコーズ
頭の中に残っているフレーズがあって、その歌詞がエコーズなのかどうかわからなかった。「パパママ忘れないでね隣りで寝ている僕を♪」これは、ロックの歌詞じゃないよな・・・でも、確かにそう聞いたんだよな・・・などとつらつら思う。連休に動物園に行ってきて、なんだかその時のイメージとこのエコーズの「ZOO」がダブった。
辻仁成氏は、小説も描けるロッカーだということが判明したのは何時だったか?
パリ在住で、三度目の離婚の際に出来た息子さんと暮らしている、という動画が現れた。これは最近のものなのかな。現在とは言えないまでも「最近の動画」ではあるだろう。そこで、自分の頭の中に残るフレーズを思い出し、検索をかけてみた。この歌詞、辻仁成なら、なんとなく唄っていそうだ。
そして、少し単調な曲ではあるが、「パパママ忘れないでね・・・」という歌詞の唄をエコーズは確かに歌っていた。辻仁成氏もそのことを覚えていたのだろう。
さて、今どきの動物園はエサをあげたり、撫でたり出来るのだ。動物たちがせっせと食べる。かなり人懐こい。私が好きだったのは、猛禽類、大きな猫。トラと猫の中間の「ヤマネコ系」が見たかった。この猫は、剥製のように動かなかった。垂れた目でこっちをじっと見ている。肉食なのでエサはあげられないのだが。
やっぱり、少し悲しかった。本当なら、草原を駆け回っているだろうに。こんな風にしか出会えなかったことが幾分もの悲しいのである。
自分の役目はコレ・・・みたいな感じがありありと伝わってくる。帰宅すると、いつも来る野良猫タマが庭に現れた。家猫の二倍くらい大きいが、ヤマネコよりも当然小さい。がっしりした前足を前方に貼り付かせていつものように馴れ馴れしいさまを見て、動物園で見た大きい猫の話しをした・・・
ふむふむという具合にタマは目新しい情報に耳を傾けて聞いていてくれた。
ちなみに一番良いなと思ったのは、崖に住む、貝殻みたいな角を持つヤギだった。彼らはけっこうなスペースをとって作られた絶壁風の場所にボロボロの毛皮ですっくと立っていた。素晴らしいひづめを絶壁に突き立てて・・・・